高コスパDAC? FX-AUDIO D302J+をレビュー

FX-AUDIO D302J+を購入しました。


FX-AUDIO D302J+

外観など


外箱


茶箱に製品名が書かれているだけのシンプルな箱。



外観


筐体はアルミのスリット加工が施されています。


裏面の足は滑り止め加工なしのスポンジ足です。


全面



側面



背面



裏面



付属物


以下のものが付属しています。


1.D302J+本体


2.説明書



接続端子


前面端子



前面に以下の端子は付いています。


No端子入出力補足
1ヘッドホンジャック(3.5mmジャック)出力スピーカ端子と排他
3極プラグ

背面端子



背面には以下の端子が付いています。


No端子入出力補足
1USB-B入力44.1Khz 16bit~96Khz 24bitで入力
バスパワー非対応
2光デジタル(TOSLINK)入力44.1Khz 16bit~192Khz 24bitで入力
3同軸デジタル入力44.1Khz 16bit~192Khz 24bitで入力
4RCA入力96Khz 24bitで入力
5スピーカ端子(バナナプラグ)出力ヘッドホン端子と排他
6電源入力出力:12V 2A以上
端子:外形5.5mm 内径2.1mm

基本的な使い方


音声の入出力を切り替える


音声入力を切り替える


SELECTボタンを押すたびに以下の通りに音声入力が切り変わります。




No点灯ランプ音声ソース
1USBランプUSB
2OPT.S/PDIF(光デジタル)
3COA同軸デジタル
4AUXRCAジャック

音声出力を切り替える


ヘッドホン端子にヘッドホンが繋がっている場合はヘッドホンから、ヘッドホン端子にヘッドホンが繋がれてない場合はスピーカ端子から音声が出力されます。


トーンコントロールの使い方


トーンコントロールを使う場合、以下のボタンとランプを使用します。




  1. MUTEボタン

  2. BASEランプ

  3. TREランプ

  4. VOLランプ

  5. ボリューム


トーンコントロールの調整する


1.ボリュームノズルを押し込み調整対象を切り替えます。
BASEランプとVOLランプが点灯している間は低音を、BASEランプとTREのランプが点灯している間は高音を調整できます。


2.ボリュームノズルを回して音の鳴り具合を調整します。
音の強さは14段階まで調整可能です。


トーンコントロールをリセットする


1.TONEランプとTOLランプが点滅するまでボリュームノズルを押し込ます。


トーンコントロールのON/OFFを切り替える


ONにする場合


1.MUTEボタンをBASEとTONランプが消灯するまで長押しします。


OFFにする場合


1.MUTEボタンをBASEとTONランプが点灯するまで長押しします。


使ってみた感想


音質


私的にはFOSTEX HP-A3と大きな違いを感じられなかったのでざっくりとした感想となります。


ざっと聞いたところ、音のバランスとかは似たような傾向ですが気持ちFX-AUDIO D302J+の方が音が細かく聞こえるように感じます。


音が鳴っている間はノイズを感じることはないので、ノイズに悩まされている方にもおすすめできます。


使い勝手について


良かった点


イコライザ機能が内蔵されている。

イコライザ機能で低音や高音を、それぞれ14段階まで強調できます。


この機能を使えば、あらゆる機器でイコライザを使うことができる上、設定を使い回すことができます。


ちなみに私はイコライザをかけないほうが好みなのでかけずに使っています。


ギャングエラーが発生しない

電子ボリュームを採用しているため、ギャングエラー(音を小さくしていくと、音が片方だけしか鳴らなくなる現象。アナログボリューム採用している機種でよく起こる。)がありません。


そのため、インピーダンス(音の鳴りやすさを表す指標。小さいほど小さなボリュームで十分な音量が出せる。)が低いヘッドホンでもギャングエラーを気にせず快適に音楽を楽しめます。


悪かった点


PCとの相性が悪い

私の環境だけかもしれませんが、以下の2つの症状がPCでのみ発生します。



  1. PCの電源をONまたはスリープから復帰にした後、音を鳴らすと3秒ほど音が鳴らない。

  2. しばらく放置すると勝手に接続が切れる。接続が切れたあとに音を鳴らすと、3秒ほど音がならない。

  3. ゲームを起動する際にポップアップノイズとモスキート音のようなノイズがなる


接続が切れるとヘッドホン出力から異音が聞こえる。

接続している機器との接続が切れると、モスキート音のようなノイズ音がヘッドホンのL側から流れます。


ノイズの原因がACアダプタが原因なのではないかと思い、FX-AUDIOのPetit Susieというノイズフィルターを使ってみましたが全く効果はなかったです。



ちなみにD302J+本体の電源を切れば鳴らなくなります。


ボリュームの音量が目視でかわからない。

最大音量や最小音量はVOLランプが点滅するのでわかりますが、それ以外の場合の音量が目視ではわかりません。


説明書がウェブ上で配布されてない。

説明書が公式サイト上で配布されていないので、無くしてしまうと操作がわからなくなります。


無くす前にはスマホやスキャナー等で電子化しておくことをおすすめします。


まとめ


コスパは高いのですがところどころ残念な点が目立ちます。


個人的には以下の不具合が気になります。



  • 接続している機器との接続が切れると、モスキート音のようなノイズ音がヘッドホンのL側から流れる。

  • いつのまにか接続が切れることがある。


これらの不具合が次回以降のロットで改善されれば、買っておけば間違いないDACとして紹介できるでしょう。現時点ではFX-AUDIO D302Jは買うのを避けてほうが無難でしょう。

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