.NET6/7/8では Visual Studioで表示されるインテリセンス(説明文が表示されるツールチップ)が英語で表示されます。

どうやら.NETから標準では英語のみの対応になるようで、日本語で表示するには別途設定が必要なようです。
というわけで今回は.NET6/7/8でインテリセンスを日本語化する方法について説明していきます。
注意事項
.NET6以降で追加された箇所は日本語化されません。
公式では.NET6以降ではインテリセンスファイルが使用できなくなることが表明されているため、アップデートで使用できなくなる可能性があります。
環境
今回使用した環境は以下のとおりです。
Windows 11
Visual Studio 2022
.NET6/7
日本語化手順
1..NETのインテリセンス配布サイトから、「.NET Release」が「5.0.x」の日本語のインテリセンスファイルをダウンロードします。

2.ダウンロードしたファイルを解凍します。
3.解凍したフォルダ内の「Microsoft.NETCore.App.Ref\ja」を以下の場所に配置します
.NET 6の場合
「%ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.NETCore.App.Ref\6.0.x\ref\net6.0」へ配置します。
.NET 7の場合
「%ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.NETCore.App.Ref\7.0.x\ref\net7.0」へ配置します。
.NET 8の場合
「%ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.NETCore.App.Ref\8.0.x\ref\net8.0」へ配置します。
※「x」の部分はマイナーバージョンによって変わります。
4.解凍したフォルダ内の「Microsoft.WindowsDesktop.App.Ref\ja」を以下の場所に配置します
.NET 6の場合「%ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.WindowsDesktop.App.Ref\6.0.x\ref\net6.0」
.NET 7の場合「%ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.WindowsDesktop.App.Ref\7.0.x\ref\net7.0」
.NET 8の場合
「%ProgramFiles%\dotnet\packs\Microsoft.WindowsDesktop.App.Ref\8.0.x\ref\net8.0」へ配置します。
※「x」の部分はマイナーバージョンによって変わります。
5.解凍したフォルダ内の「NETStandard.Library.Ref\ja」を「%ProgramFiles%\dotnet\packs\NETStandard.Library.Ref\2.1.0\ref\netstandard2.1」へ配置します。
6.VisualStudioを再起動し、インテリセンスが日本語化されているか確認します。

以上で日本語化は インテリセンス の完了です。