2021年10月に発売されたSamsung EVO Plus microSDの256GB版(MB-MC256KA/EC)を入手したのでレビューしていきます。

開封レビュー
表面のデザインはシンプルな感じ。

裏面には、各言語ごとに説明書と、販売店シールが貼られています。

切り取って中身を取り出すと、プラスチック製のケースにmicroSDカードとSD変換アダプタが収まっています。

付属品はmicroSDカード本体とSD変換アダプタ のみ。

性能のベンチマーク
公称値通りの速度を出すにはSDR200対応のカードリーダーが必要です。
私の手元にはSDR200対応カードリーダがないので、UHS-Ⅱ対応カードリーダー(KingstonのMOBILELITE PLUS SDリーダー)と付属の変換アダプタにて計測を行いました。
そのためUHS-I SDR104での速度計測となります。
CrystalDiskMark 8
「CrystalDiskMark 8」 で基本的な性能を確認します。

書き込み速度は約99MB、読み込み速度は約88MB程度でした。
UHS-I の対応のSDカード中では高速な部類です。
TxBENTH 0.98b
「 TxBENTH 0.98b 」 で全領域でデータを読み書きした際の速度の変化を確認します。
書き込み速度

書き込み速度の揺らぎが激しく安定しないです。
数GBほど書き込んだ後30MBまで速度が落ち込み、しばらくしてから90MBまで速度が回復するという動作を繰り返します。
書き込み速度自体は、公称のUHS-I スピードクラス3の保証速度(30MB)は維持できているのでこれ目当てで買う人は特に問題はないでしょう。
読み込み速度

常に100MB近い速度をキープしています。
読み込むが多い用途で使う分には問題なさそうです。
まとめ
読み込みと書き込み速度は UHS-I対応のSDカード中では高速な部類に位置していると思います。
ただ、書き込み速度が安定して出てくれない点が惜しいです。
また、Samsung製のSDR200対応SDカードリーダが日本未発売なので、性能を最大限発揮できないのが残念です。
良い点
読み書き速度が UHS-I対応のSDカード中では高速。
保証が10年と長い。
読み込み速度が全領域一貫して安定している。
微妙な点
書き込み速度が安定しない。
公称値通りの読み込み速度で使うなら、SDR200対応のカードリーダが必要。
Samsung製のSDR200対応のカードリーダ が日本未発売(2021年10月現在)