純正Switchドックには、Switch本体に熱がこもりやすかったり、脱着のたびに傷がつくという問題があります。
今回はそれらの問題を純正ドックを使ったまま解決するため、Switchドック専用の延長ケーブルを買ってみましたのでレビューしていきます。
使い方
Switchに延長ケーブルを接続する。
1.延長ケーブルのドック側のパーツをSwitchドックに接続します。接続の際には、延長ケーブルのくぼみとSwitchドックに合わせるようにして置くまでしっかり差し込みます。


2.延長ケーブルのTypeC端子を、SwitchのTpeeCポートに接続します。

動作確認
Switchのスリープ状態を解除し、テレビ側に映像出力がされればOKです。
もし、ドックのUSB端子にUSB機器(有線LANアダプタ、コントローラー、キーボート等)を接続する場合はその際に動作確認を行っておきましょう。
使用した感想
良い点
Switchドックの傷問題を解消できる。
Switchドックには、脱着を繰り返すと背面や画面が傷が付く問題があります。ドックの出っ張りがSwitchの背面と画面に干渉するらしく、それで傷がつくみたいです。
延長ケーブルを使うと、ドックに差し込む必要がなくなるので傷を防ぐことができます。
ケースを付けた状態でもテレビモードができる。
Switchドックにはケースを付けたSwitchを差し込むことができません。なのでテレビモードを使う度にケースを外す必要があります。
延長ケーブルを使うと、ドックに差し込む必要がなくなるのでケースを付けたままでもテレビ出力ができます。
ただ、テレビモード時の発熱しやすくなるので、熱がこもる背面を覆うタイプのケースは外したほうがいいかもしれません。背面部分が金属でできているなら問題ありませんが。
Switchの熱問題を軽減できる。
Switchをドックに差し込んだ状態だと、熱がこもってSwitchの温度が中々下がらないみたいです。特に初期型だと明らかに熱くなるみたいです。
ちなみに、私が使っているSwitchは省電力化された新型なので初期型程は発熱はひどくはない(1時間ほどゲームをプレイしても生暖かくなる程度)のですが、延長ケーブルを使った上で、Switch用のスタンドに立て掛けているだけなのですが、ドックに差し込んでいる状態に比べて熱くない気がします。
純正ドックのまま発熱や傷問題を解消できる。
非純正ドックでも発熱や傷問題を解消できますが以下の問題が発生することがあります。
- USBポート給電量が低いせいか、スマホ等の大電流を要求する機器を差し込むとブラック・アウトする。
- 映像出力の不具合で映像が乱れたり、映像だけがコマ落ちしたりする。
- アップデートでドックが使えなくなることがある。
- ドックの故障時に本体を巻き込んで文鎮化する。(過去にアップデートが原因で、本体ごと壊れたことがあるらしい)
こういった問題を避けたい方には、純正ドックを使うことをおすすめします。
USB機器が使える。
Switchドック用の延長ケーブルの中には、映像は出力できるがUSB端子が使えないものが存在します。
今回の延長ケーブルは、USB端子が正常に動作します。
なので、USB端子を使う有線コントローラー、キーボード、有線LANアダプタも問題なく使えます。
悪い点
取り付けづらい
ドック側に取り付ける際に、すんなり延長ケーブルが差し込めません。
これに関して一度つけたら、ほとんど外さないので特に気になりはしませんが。
外れやすい
Switchをドックに差し込んだときと同様、簡単に外せます。
そのせいかSwitchを動かしたり、ケーブルがちょっと引っかかったりする際に外れてしまうことがあります。差し込みづらくて取り付けも面倒なので私は上面をテープで固定しています。

ちなみに、使用するテープはマスキングテープのように粘着力が弱いテープでも問題ありません。
ドックのランプが点滅して映像出力できなくなる
たまにドックのランプが点滅して映像が出力されなくなることがあります。
その際は、Switchを取り外した状態でドックの電源を切り、ドックの電源を入れてからSwitchを接続すると直ります。
まとめ
純正ドックのままSwitchの傷問題や発熱問題を解消したいならおすすめできます。
ただ、非純正ドックを使っても構わない方や、純正ドックの中身を小型ケースに移植する方は買わないほうがいいでしょう。そのほうが設置スペースを取りませんから。